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夢職ひきこもりの日々

40歳で鬱で職を失いました。2014年1月~2018年10月までトレードで生活費を稼いでいましたが、稼げなくなり完全に夢職なりました。酒場巡りをライフワークとするアル中予備軍。無業期間が長くなりすぎ再就職はあきらめました。

私の履歴書 日本経済新聞社  

日本経済新聞社に連載されている「私の履歴書」が私は好きです。
自分が知りえなかった成功者の生きざまを見ることができるからです。

この連載に限らず本にも同じことが言えて、
自分の経験できなかった事、知らなかった事が、
数百円~数千円(図書館へ行けば無料)で知ることができます。

昔は本を読むことが大嫌いで殆ど読みませんでしたが、
無職になって暇を持て余したのをきっかけに読書をするようになりました。
随分、勿体ない事をしたなと思います。



私の履歴書には様々な著名人が連載されていて、
私の履歴書(ウィキペディア)より
その一部は書籍として出版されています。
日本経済新聞出版社
私は企業で成功した人よりも、スポーツ、芸能、文学で名を残した人の方が
どちらかというと好きです。

先日、紹介した野村克也さんもそうですが、
同じ野球選手で稲尾和久(西鉄ライオンズ)さんの私の履歴書も面白かったです。
神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)



これは私が子供の頃、野球がとても好きで、
野球選手の裏話を知ることができたからかもしれません。

勝負の世界とは、凡人では生き残れない。
野球の実力もさることながら精神力も兼ね備え、
物凄い個性の持ち主が多いような気がします。

稲尾和久さんの著書のなかには、そんな多くの個性派の選手たちのことが書かれています。
私が好きだったのは、星野仙一さん(中日ドラゴンズ)と落合博満さん(ロッテオリオンズ)の
話なのですが、星野仙一さんの話だけ引用しておきます。

稲尾和久さんが、中日ドランゴンズのコーチ時代の
P232~P234より引用
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特に面白かったのは星野だ。
気持ちで投げる投手がいるいるというのを、彼と接して初めて知った。
ウオーミングアップを見ていると、とても怖くて投げさせられないという気持ちになる。
玉がおじぎをしている。
ところが試合になると別人だ。特に巨人戦はすごい。
自分で自分の頬にビシっとびんたを食らわせて、「イテッ」といってマウンドに向かう。
そしてブルペンでは考えられなかったような球をびしびし投げる。
ほかのカードでもこの気合が出せれば本当にすごい投手なのにと、
もったいなく思えるほどだった。

こんなことがあった。
星野先発の試合、3点リードで七回まできた。球威が落ち始めていた。
ピンチを招いて私がマウンドに向かうと、右のこぶしでグラブをバンバンたたき、
いかにも元気いっぱいの様子。
ところが、「どうだ」と話すと
「見てわかるでしょう。駄目ですよ。リリーフを用意してください。」
一体この態度と会話のズレは何なのか。引っ掛かりを覚えながらも、
行けるところまでということにしてベンチに帰った。

八回またピンチになる。さすがにもう限界だ。再びマウンドに行くと、
そこでも彼はピンピンしている様子で、疲れなどおくびにも出さない。
しかし話はもう次の投手のことだ。
「だから駄目だって言ったでしょう。ところで次は誰ですか」などと
平気で交代を前提とした話をしてくる。
「孝政(鈴木)だよ」というと「あいつ調子悪いですよ、大丈夫ですか」などと実に冷静だ。
とにかくマウンドを降りるのは本人も納得だと思い、監督に交代の合図を送った。
私がマウンドで手を頭にやったら続投、後ろに手を組んだら交代、
腕組をしたら監督の判断に任せる、という取り決めだった。

交代になって鈴木が出てくる。マウンドを降りていく星野。ここで彼の態度が一変するのである。
憤然とベンチに向かったかと思うとグラブを地面にたたきつけた。
納得の交代ではなかったのか。
おまけに鈴木が打たれて追いつかれたのはまずかった。
無念を示した星野のパフォーマンスに興奮していたファンから、
「なぜ星野を代えた」とヤジの集中砲火を浴びて、こちらもほとんど火だるま状態になってしまった。


翌日星野を問い詰めた。
「おい、昨日の態度は何だ。あれじゃまるで無理やり代えたみたいじゃないか」
その答えがふるっていた。
「稲尾さんはまだ名古屋にきたばかりで知らんでしょうが、私は燃える男といわれとるんです。
どんな状況でも弱気なところは見せられんのです」
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この本が出版されたのは2004年なので、中古本も出回っていると思いますし、
図書館でも待つことなしに借りれると思います。
私は稲尾さんの選手時代は全く知らず、監督時代を辛うじて知っているぐらいですが、
とても面白かったです。野球好きの人にはお勧めします。
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category: 読書

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野村克也さん  

私は中学生の頃、野球がとても好きでした。
当時は巨人や阪神ファンが殆どの中、私はヤクルトファンで少数派。
中学校時代、同級生で私の知る限りヤクルトファンは私しかいませんでした。

なにしろヤクルトスワローズは弱い。
武上監督、土橋監督、関根監督時代は万年Bクラス。
1990年に野村監督が就任して、就任3年目に優勝しました。
この頃には、私は野球に興味が無くなってしまい、
神宮球場に足を運ぶこともなくなりましたが、
昔好きだったが球団が日本一になり、とても嬉しかったことを覚えています。



40歳で仕事を辞めてからは、本を読むことが多くなりました。
野村さんの本はどれもとても面白くて、10冊ぐらいは読んだと思います。
当時はトレードをしていたので、勝負の世界に生きてきた人の言葉はとても為になりました。

そんな数多くの本を出版している野村さんの本の中で、一番好きな本は
「無形の力」野村克也 日本経済新聞社 です。

南海、ロッテを経て、西武でプレーした晩年の野村選手のことが書かれている
 P181~P182を引用
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年齢がものを言う捕手というポジション。
熟練のリードは若い捕手いは負けない自負があった。
首脳陣も私を九回に起用して逃げ切りを図り、「セーブ捕手」という言葉まで生まれた。
(西武へ移籍した)2年目の1980年8月1日。
ついに3,000試合出場の金字塔をうち立てた。
たが、限界はしのび寄っていた。

同年9月28日の阪急戦、1点を追い8回1死満塁の好機。
「最悪でも外野フライで同点」
そう思って、打席に向かおうとしたら、根本監督に呼び止められた。
「野村君、代ろう」
そして、代打のコール。

ベンチの戻って思わず祈った。
「代打策が失敗するように」
試合後、帰宅する車中で決心した。
「もう引き際だな」と。
自軍が勝つために全力を尽くさなけらばならないのに、
失敗を祈るようになったらお終いだと思ったのである。

翌日、球団に引退の意志を通告。
10月4日の試合で四球を選んだのが最後の打席になった。
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成功した野球選手の本は数多くありますが、多くの人は
そういった選手のサクセスストーリを求め、感動するのだと思います。
でも(偏屈者の)私は、成功者が落ちて行くさまや、過程に興味があります。
落ちて行くときの心境などんなもだろうかと。
これを読むと当時の野村選手に感情移入してしまい、何度も泣けてしまいます。

私自身が生きていく中で大切にしていることは、
自分の心の醜さに向きあっていくということです。
野村さんが自軍の選手の失敗を祈り、その事で引退を決意する。

野村さんの本には、勝負術や勝負への心構えのなど、
本当に参考になるところが多々ありますが、
私は、野村さんの泥臭い感情が描写されている、
この本のこの箇所が一番印象に残っています。



昨年、部屋の引っ越しをしたときに、野村さんの本は殆ど売ってしまいましたが、
この本だけは好きだったので取ってありました。
野村さんのニュースを見て、もう一度この本を読み見直したくなりました。

category: 読書

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「依存ビジネス」の作られ方 僕らはそれに抵抗できない  

たまには本の紹介でも。
久し振りに面白い本を見つけました。

「依存ビジネス」の作られ方 ぼくらはそれに抵抗できない

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テクノロジー自体は道徳的に善でも悪でもない。
問題は、そのテクノロジーを生み出す企業が、大衆に積極的に消費させることを
意図的に狙って開発し、運営していることだ。
アプリや各種プラットフォームは、充実したソーシャル体験を追い求めたくなるように
デザインされている。
いや、タバコと同じく、依存症になるようにデザインされていると言ってもいい。
すべてがそうだというわけではないが、残念なことに現在では多くのテクノロジー系の
プロダクトができるだけ常習させるように作られている。
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一昔前は依存症と言えば物質的なものでした。
アルコール、ニコチン、薬物(コカインなど)
しかし、最近はインターネット、スマホ、動画サイト(ユーチューブ)、
ドラマ(ネットフリックスなど)、ゲームといった
テクノロジーに関する行動嗜癖も依存症と考えられるようになりました。

家に居て1日中ネットをして過ごす、夜寝る直前までスマホをする。
「いいね!」ボタンはユーザーを抵抗不能な「依存症患者」にする。
ネット企業、ゲーム会社が人間の心理を巧みに操り中毒にさせる。

このように依存ビジネスについて具体的に書かれていてとても面白かったです。
そして、私たちは知らぬ間にテクノロジーの依存症になっているようです。



「なぜトレーダーはいくら稼いでも幸せを感じられないのか」といった
社会的比較の罠などについても興味深い内容でした。
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人間はつねに、自分のもっているものを他人の持っているものと比べているのだ。
その比較から導き出すもの結論は、比較相手によって変わって来る。
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例えば、無職の私がトレードで年間400万円の利益があった場合、
無職であることを考えるならば十分な収入である。
しかし、専業トレーダーであるならば年間の利益が1,000万円を超える人は数多くおり
彼らと比較すると落胆してしまう。
比較の相手が無職であるか、専業トレーダーであるかで大きく変わって来る。

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人間は本質的に上を目指す生き物だ。
後ろではなく前を向こうとするので、自分の立ち位置がどこにあろうとも、
前にいる人間のことを意識する。
その相手と比較して、自分の不足や喪失を実感する。
(トレーダーは)そのせいでずっと心が満たされない。
どれだけ稼いでも、いつも誰かが自分より稼いでいる。
どんなに大金を手に入れても、相対的な不足に苦しむのである。
(中略)
このようにどこまでも上を見ずにいられないのは
「自分の仕事に真の一体感を感じていなから」だと考えられる。
仕事に心底打ち込んでいるときは、お金という数字を追いかけなくてもやっていける。
だが仕事で充実感を得られないなら、生活がかかっている仕事への意欲を維持するために、
目の前に目標をぶらせげておく必要があるのだ。
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そういえば会社員時代はこんな感じだったかなと思いました。

この本の著者、アダム・オルターの専門は行動経済学、マーケティング、心理学だそうです。
人間の心理は知らぬ間に操られ、色々なビジネスに引き込まれているのだなと思いました。
興味のある方は読んでみてください。

category: 読書

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熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録   

今年の2月はいつもより暇ななので、毎日、本ばかり読んでいます。
ちょっと面白い本があったので紹介します。

「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 」
双葉社 井川意高

内容は
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東大に現役合格、赤字子会社を立て直した20代、42歳で社長就任、有名人との華麗なる六本木交遊、
噂に上がった女性芸能人たち…すべてを手にしていたはずの男はなぜ“カネの沼”にハマり込んだのか?
カジノで失った106億8000万円。

一部上場企業・大王製紙創業家に生まれ、会長の職にありながら、
なぜ男は子会社から莫大な資金を借り入れ、カネの沼にはまり込んだのか。
その代償として、塀の中に堕ちた男の懺悔がここに――。
大王製紙創業家三代目転落の記。
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井川さんの生い立ちから、学生時代、創業家3代目として入社した会社員時代、交友関係、
カジノにどように嵌まっていくのか、そしてバカラをするための子会社からの資金調達、
検察の取り調べから起訴、裁判までの、波乱に満ち溢れた半生が綴られています。


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カジノのテーブルについた瞬間、私の脳内には、アドレナリンとドーパミンが噴出する。
勝ったときの高揚感もさることながら、負けた時の悔しさと、次の瞬間に沸き立ってくる
「次はかってやる」という闘争心がまた妙な快楽を生む。
だから、勝っても負けてもやめられないのだ。
地獄の釜の蓋が開いた瀬戸際で味わう、ジリジリとし焼け焦がれるような感覚がたまらない。
このヒリヒリ感がギャンブルの本当の恐ろしさなのだと思う。
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私が会社員時代の時の話、トレードで2日間で数百万の利益を上げたことがありました。
当時の手取り月給の10倍を超えるお金を突然手にして、
物凄い高揚感、そしてその後に続く脱力感。
感情の高ぶりを鎮めるために、その日は一人でお酒を飲みに行きました。

今は職業的にトレードをするようになったので、無茶はしなくなり
大儲けも大負けも無くなってしまいましたが、
今でもあの時の感情は覚えています。不思議な体験でした。


逆に大負けしたのは、リーマンショックの時に高金利通貨(南アランド、トルコリラ)への投資で
1ヵ月で1,500万円を失いました。

その時は、唯々放心状態でした。
数年分の年収のお金を1ヵ月で失ってしまい、悔しさよりも虚しさの方が大きかったです。
何てバカなことをしたのだろうという後悔。

井川さんのように、「次はかってやる」という闘争心は全く無く、
FXは金輪際止めようと思い、その後は全くやっていません。

競輪も好きでしたが、車券を買わなくなったのは負けてばかりいたから。
10日競輪場へ行って、勝って帰るのは1~2日程度。
8割は負けて帰る日々でした。

この点が、バカラ賭博で歯止めがきかなくなった井川さんと、私の違いのような気がします。
トレードも年間収支でマイナスになるようであれば、そこが私がトレードから手を引く時かなと考えています。


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脳内に特別な快感物質があふれ返っているせいだろう、バカラに興じていると食欲は消え失せ、
丸1日半何も食事を口にしなくても腹が減らない。
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トレードが忙しく夢中になっている時は、朝から何も食べずに大引け(15時)を迎えることがあります。
飲み物は口にするのですが、食べたいという感情は全く無い。
これは脳内の快感物質のせいなのかと思うと納得できます。


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大王製紙から離れた私にとっても、懲役4年の刑期を勤めあげたあとに新たな人生が始まる。
会社経営者を辞めたことによって、私がこれまで抱えていたストレスのうち8割は解消されたようなものだ。
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これ、凄く良く分かります。
井川さんは経営者、そして私は一社員の身だったので
同等に語るのは大変おこがましいのですが、
私も仕事を辞めてからストレスの8割以上は解消されました。
世の中のサラリーマン、経営者の人って、本当に大変なのだと思います。

私の勤めていた会社では、産業医が常駐していて、他に週1度精神科医の先生が来ていました。
その先生は都内で開業されていて、芸能人や政治家など、
多くの職業の人を診ているといっていましたが、「サラリーマンが一番働いていてストレスが大きい」
と言っていたのをふと思い出しました。


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資金の上限を定め、これ以上は勝負してはいけないというリミットを設けておく限り、
さほど大負けすることはない。資金と時間のリミットをはずして狂乱の勝負に打って出るから、
ギャンブラーは負けが込んでしまう。

「連敗が続いたときはしばらくルックしよう(待とう)」といったルールをきちんと
尊守すればいいのに、負けが込んだときはほど次々とカネを投入してしまう。
熱くなってはまずいとわかっていながら、自分でつくったはずのルールを無視して暴走してしまう。
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以前書いたことがあるのですが、
トレードは、株の売買に関する知識や技術も大切なのですが、
それ以上に資金管理の術が重要です。

適正なロットか、どの程度までの損失に耐えられるのか、
人間は欲があるので、目一杯儲けたいという気持ちが先行しがちです。
そこを冷静な目で見つめることが大切です。
熱くなってからでは遅いので、常日頃から考える習慣を付けておくことが必要だと思います。


「連敗が続いたときはしばらくルックしよう(待とう)」といったルールを
きちんと尊守すればいいのに、というのはみんな分かっていることなのです。
井川さんもおそらく初めから分かっていた。
でも、それを守ることは難しい。

私も家にいてボラ(価格変動)の大きい相場の時は血が騒ぎます。
暇ですし、ちょっとならと手を出したい気持ちになります。
でも、私はそういう相場には慣れておらず、勝率が低いことが分かっています。

だから、旅行へ行ったり、散歩へ行ったり、喫茶店へ行って本を読んだり、
できるだけ相場を見ない環境を強制的に作るようにしています。


ルールをきちんと尊守するのは大変に難しいです。
それは、人間の欲が計り知れないほど大きいからだと思いま。

      

category: 読書

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野村証券第2事業法人部  

先日、誤発注をしてしまい戦意を喪失し、
株から離れて、しばらく読書をしていました。

読んだ本は、
「野村証券第2事業法人部」 著者 横尾宣征

いや~、久し振りに面白い本を読みました。
400ページ程の本なのですが、一気に読んでしまいました。

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パワハラという言葉など、まだ影も形もなかった時代だ。
応接室の前を通りかかると、
ノルマを果たせない課長代理を
上司が怒鳴りつけているのが見えた。
課長代理の横には彼の奥さんが座っていた。
「こいつのために、みんなが迷惑しているんです。
奥さん、どうにかしてください」
何だか見てはいけないものを見てしまった気がした。
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昔の証券会社って、こんなところばかりだったと思います。

25年ほど前、私が証券会社との付き合い始めたばかりの頃、
母親に連れられて、実家近くの証券会社に行った時の話です。

当時の証券会社は、カウンター越しにオフィスが丸見えで、
証券マンが、上司とおぼしき人に、
四季報で頭を殴られているのを見たことがあります。
こんな所にお金を預けて大丈夫なのか?
と不安になったのを覚えています。


巣鴨の専業さんは、元証券会社勤務で、
30年前に入社し時の事を良く話てくれますが、
朝から立ちっぱなしで電話営業して、
注文が取れたら座って良いと言われたそうです。
注文が取れない営業マンは、場が引けるまでずっと自分の机の前で立ちっぱなしとか。


投資用不動産営業の人で、
電話の受話器と、受話器を持つ手をガムテープで固定されている
という話も聞いたことがあります。

証券、商品、不動産、今はどうかわかりませんが、
パワハラが横行していた業種だったと思います。

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(著者が、高崎支店から新宿野村ビル支店に異動することになった時の話)
異動発表の翌日、新宿野村ビル支店の次席(副支店長)が突然、高崎支店を訪ねてきた。
「来月から夏休みが取れるのですが、いつも通りとったことにして外交するのでしょうか?
前の支店長は1日も夏休みも取らせてくれず、全員が一週間取ったことにして出社していました」
何という支店長だと私は思った。
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私も20年程前に入社した製造業の会社で、工場勤務だった時に、
仕事が忙しくて、みんな休日出勤ばかりしていました。

休日出勤をした場合、6ヶ月以内に代休を取るか、
取れない場合は、賃金で支払われたのですが、
ある上司の時に、代休が取得できず、
「ニックさん、休んだことにしておいたよ」と言われた事がありました。

また、当時は特許の明細書を年間2件作成するノルマがあり、
勤務時間内に明細書を作成していたのですが、
ある課長に「特許なんて、夏休みとか休日に、寮で書いてくるものだ」
と言われたことがあります。
「休みの日も、寮で仕事しろ」ってことなんですよね。


今でこそ、パワハラとか、ブラック企業とか、長時間労働とか、
そんなことが世間一般で話題になりますが、
20年前の企業なんて、みんなこんなものだと思います。
ある意味、今の会社員の方が、守られているような気がします。


この本の前半は、野村証券時代の仕事や同僚、上司の話、
そして、後半は、「オリンパスの粉飾決算事件」に巻き込まれてしまった話です。
お薦めの1冊です。

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