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夢職ひきこもりの日々

40歳で鬱で職を失いました。2014年1月~2018年10月までトレードで生活費を稼いでいましたが、稼げなくなり完全に夢職なりました。酒場巡りをライフワークとするアル中予備軍。無業期間が長くなりすぎ再就職はあきらめました。

中学時代の同級生の話 その9  


彼女に別れを告げられたKは、それから程なくして、
引っ越しのアルバイトを辞め、正社員の職を探し始めました。
これまで自由を謳歌していたKが、定職に就くことなど考えられませんでしたが、
彼女との出来事が余程堪えたのだと思います。

Kはハローワークで見つけた施工管理会社への就職が決まりました。
バブルが崩壊しかけた頃でした。
彼は何の職歴も資格もない自分を雇ってくれたその会社に
とても感謝していました。



その施工管理会社での仕事は、
商業施設の店舗やトイレ改装などにおいて、責任者としての現場で立ち合うことでした。
改装工事は、店舗が閉店した夜間に行われることが多く、
Kとはなかなか時間が会わなくなり、会う機会も減ってしまいました。

更に彼は、その会社で資格を取りたいと言って資格学校に通うようになりました。
資格学校は勤務終了後の夜だったので、益々会うことはなくなりました。

その勉強の甲斐があって、彼は2級建築施工管理技士、
1級建築施工管理技士の資格を取得した後、
二級建築士、最終的には一級建築士の資格まで取得しました。



一級建築士の資格の試験は、合格率が8~12%程度だそうです。
司法試験、司法書士、弁理士といった難関国家資格の合格率が
10%未満であることを考えると、それに匹敵する難易度だと言えます。

通常、一級建築士の受験資格は、大学(主に建築学科)において、指定科目を修めて卒業し、
卒業後2年以上の建築実務の経験を積んだ後に与えられます。
しかし高卒でも、二級建築士として4年以上の建築実務の経験を積めば受験資格が得られます。
Kは高卒でしたが、見事に一建築士の資格を取得しました。



彼女と別れたKは、私の知る限りでは、それ以降女性と交際することはなかったと思います。
彼に好意を持った女性がいることは知っていましたが、
余程別れた彼女が好きだったか、恋愛に傷つくことが怖くなったのか、
恋愛にまで発展することはありませんでした。

Kはそこそこ容姿で、きちんと仕事をして安定した収入があり、
結婚していないのが不思議に思えましたが、
女性と付き合うことを避けているように思えました。

恋愛だけでなく、友人との付き合いでも、人と真剣に付き合う合うということは、
お互い傷つき傷つけあうことは避けて通れないと思います。
それが嫌なら、一人で生きていくほかありません。
気兼ねなく一人で生きていくのも、また良いものだと思います。
このあたりは良い悪いでは無く、好みの問題だとも言えます。



Kと会ったのは、2~3年前に五反田(品川区)の居酒屋で二人で飲んだが最後です。
充実した仕事人生を送っているようで、無職の私は彼を羨ましく思いました。

でも何となく、昔のように話は合いませんでした。
学生時代は同じ世界に生きていても、月日が経てばお互い生きる世界も変わります。
それに伴って、共通の話題や興味があることも変わってしまいます。

私は友達というのは、時代や環境によって変わるものだと思っています。
だから私にとって、ずっと友人関係を保ち続けるのは難しいことです。
Kともまた、忘れた頃に会えたら良いなと思っています。



Kの話はこれで終わりです。
私の学生時代を振り返りながら書いてみました。
続いて、絶縁したFのことも書こうと思います。


その10 に続く
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category: 友人

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