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夢職ひきこもりの日々

40歳で鬱で職を失いました。2014年1月~2018年10月までトレードで生活費を稼いでいましたが、稼げなくなり完全に夢職なりました。酒場巡りをライフワークとするアル中予備軍。無業期間が長くなりすぎ再就職はあきらめました。

依存と嗜好 コメントの返信  

依存と嗜好 の記事に対して、一読者さんから大変興味深いコメントを頂きました。
返信が長くなりましたので、こちらに書きました。


重度の依存症になってしまう人は、自覚症状が無い人が多いようです。
いつでも止められる。だから、もう少し楽しもうと。
また依存症を自覚しても、そこから抜け出そうと自らが思わない限り、
依存症の克服は難しいようです。

そういった点で、一読者さんはパチンコに対して問題意識があり
それを何とかししたいと思っているので、克服は可能のように思えます。

依存症というのはどんどん進行していくようです。
初めは軽い気持ちで初めても、借金をするまでギャンブルに嵌っていくのは、
問題意識の全くない人達です。ブレーキが利かないのです。


本文にも書きましたが、私はパチンコは悪いことではないと思っています。
人間、気分転換が必要です。
長くて詰まらない?人生を送っていくなかで、刺激のあるギャンブルすることは
必然のようにも思えます。

私が一読者さんのコメントを見て問題だと感じたのは、
奥様や友人に嘘を付いてまでパチンコに行ってしまったことです。
そして一読者さんは、そこを問題だと自らが認識している。
しかし止められない。コントロールできないことも認めている。



人は、自らが多くのことをコントロールできるように思っていますが、
実はコントロールできないことが多いです。
特に脳の「情動」につていは逆らえないと言われています。

例えばですが、甘い物を食べたいという欲望があったとします。
しかし、ダイエット中で甘い物を食べると太ってしまう。
甘い物を食べたいという「情動」と甘い物を食べると太るので止めようという「知性」があった時、
「情動」は「知性」に優先されることが多いようです。
だから、ダイエットができなかったり、禁煙ができなかったり。


芸能人が不倫をして、それが世間の知ることにならばどうなるか?
ミュージシャンやスポーツ選手が薬物をすればどうなるか?
政治家が賄賂を受け取ればどうなるか?
私たちの理性や知性は、そんな簡単なことはみんな分かっています。
でも、道を外れてしまう。
それは私たちは脳の情動、感情に負けてしまうからです。



依存症を克服できないのは、脳が物質や行為の「快」の感情を一度でも覚えてしまうと、
情動が優先されてしまうからです。
依存症に一度なるともう元には戻りません。脳は不可逆に変化するからです。
これは 節酒生活 その後 にも書きましたが
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お酒をしばらくやめれば、脳は元に戻るのかというとそうではありません。
長い間、断酒していても、少量のお酒を飲むことで脳の報酬系のスイッチが再度入り、
あっという間に元に戻ってしまいます。
​脳内報酬系に及ぼした影響は、生涯消えることはなく容易に再燃するのです。
これが依存症の怖ろしいところです。
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ですから、自分が依存症にならないように、あるいは依存症がこれ以上進行しないように
節制しなくてはなりません。



私はこのブログに過去にも書いた覚えがあるのですが、
お酒を自由に飲むことになんら問題意識はありませんでした。
コメント欄に読者の方から飲み過ぎは良くないと忠告を受けて
ムキになって反論したことを覚えています。

私は人生楽しく生きたいと思っていて、
そのためにはお酒は欠かすことはできない物だと考えていました。
お酒で体を壊したとしても、お酒を我慢して詰まらない人生を長く生きるよりも
全然マシだと。
しかしその考えは間違っていたと、依存症の本を読んで思いました。



今日書いたことは、つい最近読んだ本によるものです。
依存症に関する本は沢山出版されています。
興味のある方は、図書館などで探されてみると良いと思います。

参考までに、私が読んだ本です。
■依存症のすべて 廣中直行/著
■依存症溺れる心の不思議 白川教人/著
■依存症のすべてがわかる本 渡辺登/監修
■ギャンブル依存とたたかう 帚木蓬生/著
■ギャンブル依存症 田辺等/著
■欲望について ウィリアム・B.アーヴァイン/著
■欲望を知る 福田正治/著
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コメント

依存症について,色々と取り上げて頂いて,ありがとうございます。
このような内容は誰にも相談することが出来ず,思わずコメントしてしまいました。
妻に嘘をついてパチンコに行って帰ってきた後で,妻の顔をまともに見れないんですよね。本当に心苦しいと言いますか。もう嘘をついてまでパチンコには行きたくありません。
「克服可能」との温かい励ましも頂きまして,なんとか日々精進を続けて行きたいと思います。最後に取り上げて頂いた本も全部読みたいと思います。

一読者 #0/0jGrq. | URL
2020/11/12 09:49 | edit

一読者さん

ニックです。
コメントありがとうございます。


依存症とは、特定の物質や行為を繰り返すことで、
自身や他人が困ることです。
私の場合、お酒の量をコントロールできず、
飲酒した翌日に体が動かなくなることに困り節酒を始めました。

禁酒ではなく節酒です。
自分のできることを無理なくと思ったからです。
完全にお酒を止めるというのは、心理的なハードルが高いと感じました。


本の中に、依存症の克服について書かれていました。
ある物質や行為をやめようと試み、
それできなかったときに罰を与えることは良くないことだ。
それは余計依存症を悪化させると。
何となく分かる気がしました。


タレントの田代まさしさんが、薬物の依存症になり、
彼は何度も挫折しています。
世間からの風当たりが強くなるなか、
ダルク(薬物依存症者の回復のための施設)の人だけは、また頑張りましょうと、
彼の行為を責めることなく励ましてくれたと言っていました。

依存症になったことのない人、依存症について理解していない人には
分からないと思います。
私も初めは田代さんのことを、なんと愚かで弱い人間だと思いました。
でも、人は脳の情動をコントロールできないのです。
一度薬物の快を覚え、情動にコントーロールされたら終わりなのです。
それはどんな人でもです。



そんな訳でして、私も一度はお酒に溺れた人間です。
お酒から完全に逃れられるとは思っていません。
だから、まずは節酒からはじめ、
今後もお酒を少しでも減らす努力を継続したいと考えています。

一読者さんもパチンコに対して負い目は色々とあるとは思いますが、
パチンコは悪、何が何でも止めようとは考えず、
少なくとも奥様や友人など身近な人嘘を付くこと無く
パチンコができるようになれば良いのではないでしょうか。


ちょっと私の考え方は甘いですかね。
「少しぐらいなら大丈夫」「いずれはやめられる」
これが依存症患者の典型的な思考のような気もしますが。

ニック #qXOZr2Kk | URL
2020/11/14 11:02 | edit

色々とありがとうございます。

>>一読者さんもパチンコに対して負い目は色々とあるとは思いますが、
パチンコは悪、何が何でも止めようとは考えず、
少なくとも奥様や友人など身近な人嘘を付くこと無く
パチンコができるようになれば良いのではないでしょうか。

→この指摘を受けて考えてみると,自分自身で「パチンコを行うことは罪(悪いこと)であり,パチンコを行う人間は悪い人間である」という価値観が自分にはあるのだということに思い至りました。妻も自分にパチンコに行ってもらいたくないのが本心なので,家族でドライブ中にパチンコ屋を見かけると子供に向かって「ああいう所に行く人は悪い人だよ~」と話しかけます。もちろん子供にではなく私に向けての言葉です。なので,私はパチンコ屋に堂々と行くことが出来ません。行くなら嘘を付いて行くしかありません。又は妻とコミュニケーションの上,パチンコ屋に行くことを納得・理解してもらった上で行くことになりましょうか。
自分でそこまでして行く価値がパチンコにあるのかどうか分かりません。
今まで好きで自分の意志で行っていたと思っていたのですが,ニックさんの言う所の「情動」の奴隷になっていたのかも知れません。
幸いにしてパチンコ断ちをしてみても他にやる趣味が幾つかあったので,思ったよりも禁断症状のようなものはありません。
今まで何度も失敗している自分の言葉に説得力はありませんが。

>>ちょっと私の考え方は甘いですかね。
「少しぐらいなら大丈夫」「いずれはやめられる」
これが依存症患者の典型的な思考のような気もしますが。

→自分がこのパターンの典型だったような気もします。深刻な経済的ダメージが無かったので,問題を深刻に受け止めることが出来なかったのかも知れません。
いずれにしても私の場合はほどよい距離感でパチンコと付き合うことに今まで失敗してきているので,今回は少し自分に厳しい姿勢で臨みたいと思います。自分に罰を与えるようなことまではしませんが。
本当に色々と示唆に富むアドバイスをありがとうございます。

一読者 #0/0jGrq. | URL
2020/11/17 10:13 | edit

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